「クサッ!臭い!」
中学生の時です。
体育の授業が終わって、更衣室で着替えていた時、友人が入ってくるなり大きな声で叫びます!
「すっごい、クサイんだけど…!誰…⁉」
露骨に言われました
その時、更衣室は私を入れて4名でしたが、その時の臭い、私は気づきませんでした!
続きはこちらから>>私が「ワキガ!」と気づかされた時
ワキガの原因って何…?
あのイヤな臭い「ワキガ」は、皮膚のアポクリン腺から分泌される汗がもとになり、人体の皮膚細菌と交わり分解されることによって腐臭を発することで起こります。
その原因と言われるのが…、
- 遺伝
- 性ホルモンの作用
- 生活習慣の乱れ
と言われています。
遺伝
両親がワキガだと、発症する可能性がかなり高くなります。
どちらか一方の親だけより、両親ともにであればより高い確率で遺伝が認められています。
確率は、
片親が、ワキガ体質の場合…約50%
両親共にワキガ体質の場合…約80%
かなり高い確率です。
両親がワキガでない場合でも、後天的に発症してしまうことがあります。
性ホルモンの作用
性ホルモンには、アポクリン汗腺の働きを活発にする作用があります。
主に第二成長期(思春期)頃に、性ホルモンが活発になりワキガの症状が見られることが多くなります。
幼少期にもアポクリン汗腺はありますが、性ホルモンが分泌されて活発に働くようになるので、こうした時期に発症するのはこのためです。
なお女性の場合は、妊娠や出産、月経などの性ホルモンの影響を強く受ける期間に、一時的にワキガの症状が出る場合もあります。
生活習慣の乱れ
遺伝ではなく、後天的発症と言われるのが、野菜や魚をほとんど摂取しない食生活や、過度な飲酒や喫煙の習慣、ストレスなど、そうした生活習慣も、ワキガを発症する原因となります。
特に、脂質過多の食事は、ワキガの原因となる「アポクリン汗腺」を刺激し、汗腺が肥大化してしまい、ワキガを作り出す要因となっています。
臭い汗を出す「アポクリン腺」とは?
汗は2種類の汗腺から出ており、「エクリン腺」と「アポクリン腺」と言います。
それぞれに汗の性質や汗を出す仕組みが異なります。
「エクリン腺」は全身のほとんどに分布しており、主に体温調節のために汗を出す汗腺で、分泌される汗は「無色透明で無味無臭」です。
一方、「アポクリン腺」はカラダの限られた部分にあり、特にワキの下に多く分布しており、エクリン腺とは異なり、毛髪等の「毛根」に沿って汗腺があります。
「アポクリン腺」から出る汗は、やや白っぽく濁り、脂質やタンパク質などの成分を含んでいます。
このアポクリン腺から出た汗と、体の皮脂とが混じり合い、皮膚表面の常在菌によって分解される(皮脂+細菌)ことで、あのクサイ臭いが発生していたのです。
エクリン腺とアポクリン腺の違い | ||
エクリン腺 | アポクリン腺 | |
部位 | 体全体の皮膚表面(200万~500万個) | ワキ、乳首、下腹部など |
におい | 無臭 | ほとんどなし |
色 | 透明 | やや白い乳白色 |
味 | 無し | 無し |
ワキガ発症の時期
ワキガの元となるアポクリン汗腺は、第二次性徴期(思春期)と言われる、男の子が9歳~13歳頃、女の子が7歳~12歳頃に成長し始め発症すると言われています。
ワキガを見分けるには…?
あなたは、ワキガではありませんか…?
自分のニオイって、分からない方が多いんです。
ワキガを見分けるには、いくつかの簡単な方法があります。
- 耳垢が湿っていないか
- インナー(肌着)などの脇が、黄ばんでいないか
耳垢が湿っていないか
綿棒等で、自分の耳垢を取ってみてください。
もし、「耳垢が湿っていたら」、ワキガの可能性が高いです。
耳垢が湿っているのは、アポクリン汗腺から分泌される汗が関係しています。
耳の中にアポクリン汗腺が多いほど、耳垢が湿りやすくなってしまうのです。
そして、耳垢が湿っているという事は、アポクリン汗腺が多いという証拠でもありますので、脇のアポクリン汗腺も多いという事。
脇のアポクリン汗腺が多いということは、ワキガ体質である可能性が高いのです。
インナー(肌着)などの脇が、黄ばんでいないか
もう一つの見分け方として、肌着などのお洋服の脇の部分が黃ばんでいないかどうか、という事です。
アポクリン汗腺から出る汗には、「リポフスチン」という色素成分が含まれています。
このリポフスチンは、ワキガ症状が強いほど多く含まれている成分になります。
服の脇の部分の黄ばみが大きい(強い)ほど、ワキガ体質である可能性が高いということになります。
簡単セルフチェック!
自分がワキガであるか、ないかの簡単なチェック方があります。
上記のような、「耳垢が湿っている」「シャツが黄ばんでいる」等でも、十分にワキガの可能性が高いのですが、本当に自分がワキガなのかチェックしてみしましょう。
サランラップ・ティッシュ
サランラップやティッシュを使ったチェック方法です。
- サランラップ(またはティッシュ)を適当な大きさに取り脇の下をこする
- こすったラップ(ティッシュ)を数分間乾かす
- ラップ(ティッシュ)のニオイを嗅ぐ
サランラップやティッシュは乾燥した後のほうがニオイが分かりやすいので、数分間乾かすようにしてください。
ラップ(ティッシュ)を嗅いだときに酸っぱいようなニオイや、鉛筆の芯、硫黄のようなニオイがすれば、ほぼワキガ体質です。
体調やによってもニオイは変化しますが、一般的な汗のニオイ(汗臭さ、生臭さ)以外のニオイの場合は、ワキガ体質であると思ってよいでしょう。
ワキガ対策・治す方法
ワキガのあの臭いは、アポクリン腺から出た汗が、皮膚表面の常在菌によって分解された時に生じた悪臭物質が原因となり悪臭となります。
特に、ワキにはアポクリン汗腺から、皮膚細菌の大好物である、皮脂や老廃物が分泌さるため、菌が大繁殖してしまいます。
このため、ワキは他の部位に比べて独特で不快なにおいを放つことが多くなるのです。
深刻な「ワキガ」に悩んでいる人は、この皮膚細菌を抑えることが、ワキガのイヤな臭いを無くす方法のひとつなのです。
ワキガを治す方法①「生活習慣を見直す」
・食生活の改善
肉をはじめとした高カロリー、高脂肪食の食品はワキガの原因になります。
牛乳やバターなど、乳脂肪分が豊富に含まれるものも該当します。
できれば同じたんぱく質でも大豆製品や魚を中心にした食生活を心がけましょう。
・飲酒や喫煙を控える
アルコールやニコチンには、汗腺を刺激する作用があります。
摂取するとアポクリン汗腺の働きが活発になるので、控えた方がよいでしょう。
また、アルコールやニコチン自体が強いニオイ成分でもあるので、ワキガ体質でなくとも、体臭がきつくなる原因になります。
・ストレスを溜めない
人はストレスがかかると、交感神経が優位に働きます。
そうすると、暑くもないのに汗(冷や汗など)をかくことがあります。
ワキガの原因は汗にあるので、こうした発汗はニオイを抑える上では大敵となります。
できるだけストレスは溜めないようにしましょう。
・運動をする
運動を日頃からすることは、代謝を促すうえでも効果的です。
老廃物の排出は、細菌の繁殖にも影響するため、最近の数が減ることでニオイも軽減することが出来ます。
適度な運動は、ストレス発散にもつながるため、日頃の適度な運動は心掛けてほしいものです。
ただし、運動して発汗した場合のケアも重要です。
そのまま放置しては、細菌を大繁殖させる事となり、せっかくの運動も逆効果です。
ワキなどは、しっかりと洗ってください。
運動は、生活習慣病とも深いつながりがありますね。
自己代謝を上げる事によって、疾病の原因となる元を正す方法です。
一番シンプルで、良い方法とされていますが、長続きしない(できない)とも言われています。
ワキガを治す方法②「こまめに汗を拭き取る」
・こまめに汗を拭き取る
ワキガは汗が大敵です。
かいた汗を、そのままにしておくと、皮膚の表面細菌と交わり分解され臭いが発生しますので、出来る限りこまめに汗を拭き取りましょう。
そして天然素材の衣服を着用するようにしましょう。
ナイロン・アクリル製の、通気性の悪いお洋服は、発汗を促しますので、できるだけ避けるようにしてください。
・腋(ワキ)毛を処理する
ワキに毛が生えていると、細菌の繁殖が活発になります。
ワキ毛があるということは、ニオイの原因である、細菌の繁殖を活発化させてしまうようなものです。
汗を「こまめに拭いてあげる」と同様に、ワキ毛は常日頃から処理しておくようにしましょう。
ワキガを治す方法③「制汗剤などを利用する」
・スプレー・ロールオン・パウダー
汗の分泌を抑える制汗剤を利用します。
市販の制汗剤などを利用し、発汗そのものを抑える(少なくしようとする)方法です。
メリットは、汗を比較的かかないような涼しい場所での使用や、短時間であれば効果的ですが、長時間になるとやがて汗をかいてしまい、成分が汗と一緒に流れ落ちてしまい効き目が無くなってくる事です。
スプレーやパウダーは、制汗としてほとんど効果がなく、1度汗が出てしまうと、その後はほとんど効き目がありません。
ロールオンタイプは、成分が肌に残っている間は良いですが、流れ落ちると効き目が無くなります。
いずれも、あまり動かず、涼しい場所での使用であれば良いですが、人込みを歩いたり、会談の上り下りなど、汗ばむような動きをしてしまうと、効き目が無くなります。
ワキガを治す方法④「手術」
完全にワキガを元から断つという意味から、手術という方法もあります。
皮下にある「アポクリン腺」自体を、手術で取り除くという方法です。
現在では、「剪除法」という術式が一般的で、ほぼ完治も可能な方法です。
ワキガ完治を目指すのであればよい方法と言えますが、完治まで約2~3か月かかる事と、ワキに数センチ(4~5センチ)程メスを入れるので、傷跡が残ってしまうという事です。
女性の場合、夏場のお洋服によっては、ワキが見えてしまう場合もありますので考えどころです。
また、ワキガ手術の場合、保険適用と自由診療の2つがあって、一般的な「剪除法」は保険適用です。
病院によっても費用が異なりますが、4~5万円かかります。
「ローラークランプ法」等の、数ミリ程度の傷で収まるような手術だと自由診療となってしまい、費用は30万円以上となります。
ワキガ手術は、費用も考慮すべき点ではありますが、手術跡も残りやすい点と、自分の体にメスを入れるという恐怖感もあります。
ワキガを治す方法⑤「ワキガクリーム」
上記のいずれも一長一短がある方法ですが、現在最も人気があり効果が高いと言われている方法がワキガクリームです。
ワキに塗るだけで、クサイ臭いを長時間に渡り抑える事が可能です。
ワキガの原因であった、アポクリン汗腺から出た汗も、皮膚細菌をほぼ100%抑える事によって、イヤな臭いを発生させないようにしました。
手術のような体へのリスクもありませんし、生活習慣などの食事制限をすることもありません。
ニオイに悩む「ワキガ対策」としては、もっともポピュラーで人気があるのが「ワキガクリーム」です。
◎ワキガクリームのメリット
・汗が出ても落ちにくい
・長時間効果がある
・即効性がある
・肌トラブルなどが少ない
◎ワキガクリームのデメリット
・ドラッグストアなどで手軽に入手ができない
・制汗剤などより若干値段が高い
日常の生活の中で取り入れるワキガ対策は、手軽な方法が多いものの、実際の効果に時間がかかってしまったり、効果そのものを疑問視する風潮もあります。
また、手術などの医療機関などを利用したワキガ対策は、効果こそ高いものの、費用面の高さや、施術という面を考慮しても簡単に踏み切れるものではありません。
ワキガへの効果があり、費用面や手軽さを考えると、やはりワキガケア専用のアイテムを使う方法がもっとも現実的な方法と言えるのではないでしょうか。
コスとパフォーマンス・効果・手軽さなど総合的に判断すると、やはり「ワキガクリーム」が一番優秀なケアアイテムになります。
ワキガクリームを選ぶポイント
ワキガクリームはたくさんの種類が販売されていますが、いったいどれが良いのか分かりません。
そこで、ワキガクリームを「選ぶポイント」をお伝えしておきます。
- 「成分」:制汗・殺菌・持続性で判断
- 「価格」:高すぎるのはNG、安すぎるのは効き目がない
- 「返金」:失敗しても安心、返金保証が付いているか
これらを考慮して選ぶと良いでしょう。
元ワキガ女子の完全消臭対策!
ワキガ対策は自分でできる手軽なものから、手術などの治療まで、様々な方法があります。
しかし、自分でできる生活習慣の見直しなどの方法は、長期間続けた割には、効果への期待が低い場合も往々にしてあるようです。
医療機関等で手術を考えた場合、効果としては一番高くあらわれますが、費用や術後のケア等を考えると、簡単には決められません。
となれば、自分でできる「生活習慣を見直す」対策を行った上で、「ワキガクリーム」を使用したケアが、最も効果を得られやすい現実的方法と言えます。
間違いのないワキガクリームを選ぶことで、制汗効果や殺菌、消臭効果に優れているだけでなく、効果の持続力も長いため、手術のリスクを負わなくてもワキガを十分抑えることができるのです。
何を試しても効果がでなかった方も、ワキガクリームを使ったケアで、ワキガの悩みを解消してはいかがでしょうか。
あなたのワキガ対策の参考になれば幸いです。